「マッチプ」とは、韓国語で「おいしい店」のことです。
韓国のリゾートアイランド・済州島(チェジュド)はグルメの宝庫ですが、クラフトビールの名産地としても知られています。韓国最大規模のクラフトビールブランドの「済州ビール」は、済州島の焼肉店などで気軽に飲むことができます。また、済州ビールの代表的な銘柄である「済州ウィートエール」は、済州産のみかんの皮を混ぜて造っていて、みかんの香りがするのが特徴です。済州ウィートエールは評判が良くて、アジア向けに輸出もされています。済州島に行った際には、是非味わってみてください。
今回は、済州島で人気のビールパブを中心に紹介します。韓国全土で展開しているチェーン店なら、済州島以外の場所でも利用することができます。ここで紹介している店に日本語表記はありませんが、英語表記ならあります。
※済州島の基本情報は、こちらを参考にしてください。
済州島でおすすめのビールパブ
BAOBAB
エリア:新済州(シンチェジュ)・外都(ウェド)
おすすめポイント:アメリカンな雰囲気と本格的なピザが売り
一押しの酒:アメリカンペールエール
韓国全土に展開しているビールパブのチェーン店です。済州島には新済州エリアと、もう1カ所に店舗があります。チェーン店とは思えない感覚的なインテリアが印象的で、女性客のリピーターも多いです。
BAOBABのビールは、酵母が生きたままのクラフトビールが自慢です。店で一番人気なのが「アメリカンペールエール」で、その他にもBAOBABを象徴するビールで柑橘系の個性がある「シトラスIPA」や、ニューヨークで人気の「トーステッドラガー」も好評です。トーステッドラガーは中毒性が強い味のため、麻薬ビールと呼ばれています。
※ペールエールとは、イギリス発祥のビールです。
フードメニューは、注文を受けてから焼き上げるピザに、チキンやフライがあります。新済州店は16時から営業しています。
BAOBAB[新済州店]までは、済州国際空港からタクシーで約5分です。空港リムジンバス(600番)も止まるバス停「済州サンホテル」からは徒歩1分です。
taphouse The Corner
エリア:新済州
おすすめポイント:4つ星ホテルの落ち着いた雰囲気と、酒の種類の多さが魅力
一押しの酒:シングルモルト
新済州エリアにある4つ星ホテル「ベストウェスタン済州ホテル」内のパブです。店があるのは1階で、店内にはプロジェクターもあります。
taphouse The Cornerには、クラフトビール・黒ビール・プレミアムドラフトビール(輸入)・ウイスキー・ワインなど、酒の種類が多いです。その中でも人気なのが「シングルモルト」という、モルトウイスキーの中で単一蒸溜所の原酒で造られたウイスキーです。ビールでは、「IPA」(インディアペールエールの略)と、「済州ウィートエール」が人気です。それから、3種類のビールの飲み比べができる「サンプラー」というメニューもお薦めです。
フードメニューには、ピザ・チキン・ポテトがあります。営業開始は18時からです(日曜日だけ19時)。
ベストウェスタン済州ホテルまでは、済州国際空港からタクシーで約5分です。ベストウェスタン済州ホテルの近くには土産物を買うための免税店や大型マートがあり、観光の拠点としても便利なホテルです。
2℃ BEER
エリア:新済州・旧済州(クチェジュ)
おすすめポイント:高クオリティー・低価格を実現
一押しの酒:チェコビール(Kozel Dark)
韓国全土に展開するウェスタンスタイルのパブチェーン店です。済州島では新済州エリア[蓮洞(ヨンドン)店]と、旧済州エリア[一徒(イルト)店]に店舗があります。
2℃ BEERのビールの特徴は、ビール醸造に最適な2℃の低温で熟成させたクラフトビールであることです。店で一番人気なのは「チェコビール(Kozel Dark)」で、他にも「ドイツビール(Paulaner)」や「IPA」といった外国のビールが多くあります。「韓国ビール(MAX)」と飲み比べてみるのもいいでしょう。
ビールと相性抜群のチキンに、ピザやソーセージなど、フードメニューも充実しています。蓮洞店と一徒店のどちらも、17時から営業しています。
2℃ BEER[蓮洞店]までは、済州国際空港からタクシーで約10分です。