「マッチプ」とは、韓国語で「おいしい店」のことです。
みなさんは、「トガニタン」という韓国料理を知っていますか?
日本ではまだなじみが薄いトガニタンとは、牛の膝蓋骨(軟骨)とその付近の肉を長時間かけて煮込んだスープ料理です。
牛を煮込んだ料理ということで、コムタンとソルロンタンに見た目と味がよく似ています。
トガニは1頭の牛からわずかしか取れない希少な部位で、栄養価が最も高いとされています。
特に、カルシウムとコラーゲンがたっぷりと含まれています。トガニはプルプルとした食感が魅力で、醤油ベースのタレにつけて食べます。
※トガニタンの食べ方は、コムタン・ソルロンタン編の「おいしい食べ方」を参照してください。
トガニタンの専門店は少ないため、コムタンやソルロンタンの専門店で食べることが多いです。
コムタン・ソルロンタン編で紹介している「里門(イムン)ソルロンタン」と「神仙(シンソン)ソルロンタン」では、トガニタンを食べることができます。
その他に、ソウルでトガニタンを食べられる有名店を3つ紹介しましょう。
エスコートアガシで指名した女の子とのデートでも使えるお店です。
トガニタンの美味しいおススメのお店一覧
テソンチプ
おすすめポイント:ミシュランの常連
トガニタンの専門店としては約40年の歴史があります。ソウルの観光コースから少し外れた西大門(ソデムン)エリアに店があります。近年はトガニタンの名店として毎年、「ミシュランガイド・ソウル」に掲載されています。
店自慢のトガニタンは、トガニがたっぷりと入っているのに、特有の臭みがありません。
トガニだけを食べたい人にお薦めなのが「スユク」です。スープに使用したトガニだけが皿に盛られて出てきます。
また、「ソンジ(牛の生き血を固めたもの)」と「ウゴジ(白菜の外葉を乾燥させたもの)」が入った「ヘジャングク(酔い覚ましスープ)」もトガニタンと並ぶ人気メニューです。
最寄り駅: 地下鉄3号線 独立門(トンニムムン)駅3番出口から徒歩6分
ファンソチプ
おすすめポイント:ここにしかない「トガニチム」を味わえる
創業から50年以上の伝統を受け継ぐトガニタンの専門店です。
以前は映画の街と呼ばれていた忠武路(チュンムロ)に店を構えます。使用する牛は韓国産のファンソ(黄牛)だけで、店名に付けるほどのこだわりがあります。
この店ではトガニタンの他に、「トガニチム」という煮込み鍋のようなメニューが有名です。
おそらくソウルで食べられるのは、この店だけです。
トガニチムには、食べきれないほどの具がたくさん入っています。
スープと相性がいい「ククス」(別料金)という韓国の細麺を入れて食べるのが、この店の定番です。
最寄り駅: 地下鉄3・4号線 忠武路駅7番出口から徒歩5分
チュンニムジャン・ソルロンタン
おすすめポイント:韓国のテレビ番組で紹介された話題沸騰の店
1972年に創業したソルロンタンの専門店です。まだ日本では、あまり紹介されていないトガニタンの穴場です。ソウル駅からも歩いて15分で行けますが、店が路地裏にあって分かりにくいため、初めて行くには迷うことでしょう。店を指す赤い立て看板が目印です。
韓国の人気グルメ番組で紹介されてから、韓国ではすっかり有名店になりました。その時には、有名料理研究家がトガニタンを絶賛していました。他の店よりも安く、トガニタンを食べられるのが魅力です。
最寄り駅: 地下鉄2号線 忠正路(チュンジョンノ)駅4番出口から徒歩7分
トガニタンの美味しいおススメのお店まとめ
日本では、まだまだマイナーな料理のトガニタン。
トガニタンを食べられる店は、観光客向けではなく地元客向けの店が多いので、日本人が行くには勇気がいります。牛テールスープが好きな人や、観光客が行かないローカルな店に行きたい人には、行く価値がある店です。
その他のソウルの夜遊びについてはこちらも参考にどうぞ。
>>>ソウルの風俗・夜遊び完全攻略