ソウルから日帰りで行くことができる観光スポットを紹介します。今回紹介するのは、2000年代初頭に日本で韓流ブームを巻き起こした韓国ドラマ「冬のソナタ」のロケ地としても有名な春川(チュンチョン)です。
ソウルの北東約80kmの場所にある春川は韓国の行政区域の1つである江原道(カンウォンド)の道庁所在地ではありますが、大都市ではなく自然が豊かな都市です。春川には「春川中央市場」「春川明洞(ミョンドン)タッカルビ通り」「南怡島(ナミソム)」といった「冬のソナタ」のロケ地がたくさんあって、今なお日本をはじめ海外から多くの観光客が訪れています。ドラマのロケ地を巡るツアーも数多く組まれています。
また、春川には2つの名物料理があります。日本でも近年ブームとなった「タッカルビ」と、そば粉で作る冷麺「マッククス」で、タッカルビは春川が発祥地とされています。春川を訪れたなら、是非とも味わいたい料理です。
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春川への行き方
ソウルから春川へは電鉄(KORAIL)と高速バスで行くことができます。鉄道で行く場合は、ソウルの中心部に近い清凉里(チョンニャンニ)駅などから京春(キョンチュン)線に乗って春川駅で下車します。清凉里駅からだと所要時間は1時間40分です。また、ソウル市内の龍山(ヨンサン)駅と清凉里駅からは準高速列車「ITX-青春(チョンチュン)」も出ています。龍山駅からは1時間10分、清凉里駅からは1時間と、各駅停車よりも短い時間で到着します。
高速バスで行く場合は、江南(カンナム)にあるソウル高速バスターミナルから春川行に乗って1時間30分です。高速バスの到着場所は、京春線の南春川(ナムチュンチョン)駅の近くにある春川市外バスターミナルになります。
電鉄も高速バスも乗車券を購入する際の日本語表記はなく、ハングルを読めない人にはどちらも利用するハードルが高いので、できれば韓国語が分かる人と一緒に行きたいですね。金銭的に余裕があるのであれば、ITX-青春の利用をお勧めします。
※ITX-青春の乗車方法については、こちらを参考にしてください。
春川の定番スポット
それでは、春川の定番スポットを2つ紹介します。
南怡島
春川市の西端を流れる北漢江(プッカンガン)に浮かぶ小さな島で、2006年からは島全体が「ナミナラ共和国」という名前のレジャーランドになっています。南怡島は「冬のソナタ」の代表的なシーンである雪だるまキスが撮影された場所で、ドラマの大ヒットによって韓国を代表する文化観光地へと成長しました。春川駅からは少し離れていて、最寄り駅は京春線の加平(カピョン)駅です。加平駅はITX-青春も停車します。
ナミナラ共和国へ入場(入島)する方法は船の他に、川の上に張られたワイヤーを滑走するジップワイヤーという方法もあります。ジップワイヤーは結構高い場所から滑走していくのでスリル満点です。入場料として13000ウォンかかります(ジップワイヤーの場合は44000ウォン)。
南怡島は四季折々の景色を楽しむことができるのが一番の魅力で、「冬のソナタ」にも度々登場したメタセコイアの並木道は特に有名です。島内には工芸院やギャラリ―があって、頻繁に文化イベントも開催されています。また、レストランやカフェもいくつかあるので、休憩を取りながら長時間滞在することが可能です。島内の移動手段はレンタサイクルの他にユニセフ列車やツアーバスがあり、自転車なら1時間もあれば、島を1周することができます。
南怡島へはソウルの仁寺洞(インサドン)・南大門(ナムデムン)・明洞からシャトルバス(有料)も運行しています。ソウルから南怡島だけを目当てに行く場合は、シャトルバスの利用をお勧めします。
※ナミナラ共和国の詳細は公式HP(日本語)を確認してください。シャトルバスについて確認する場合は、ホーム画面の「地図」→「🚍(バスマーク)」の順にクリックしてください。
春川明洞タッカルビ通り
春川駅から徒歩20分の場所にある春川名物タッカルビの専門店が密集している通りです。タッカルビとは、コチュジャンベースのたれに漬け込んだ鶏もも肉を、キャベツ・サツマイモ・人参・玉ねぎなどの野菜と一緒に鉄板で炒めた料理です。春川明洞タッカルビ通りだけで20軒近くの店があります。また、この通りと交差する「春川明洞通り」は春川一の繁華街です。
春川明洞タッカルビ通りにある店の中では、シイタケが入ったタッカルビ(「ポソッタッカルビ」)が有名な「名物(ミョンムル)タッカルビ」と、有名人も多く訪れる「明洞1番地タッカルビ」がお薦めです。明洞1番地タッカルビには日本語表記があるので、日本人でも利用しやすいです。タッカルビの専門店は、タッカルビと同じく春川名物となっているマッククスもメニューにある店がほとんどです。是非、本場のタッカルビを味わってみてください。