「マッチプ」とは、韓国語で「おいしい店」のことです。
韓国に行ったのなら、是非とも食べたい鶏肉料理を紹介します。今回紹介するのは、参鶏湯(サムゲタン)・タッカルビ・タッポックムタンです。
「参鶏湯」は、韓国の伝統的な滋養食です。鶏一羽を丸ごと使い、もち米・高麗人参・ニンニク・栗・ナツメなどと一緒に長時間煮込んだ料理です。韓国には、日本の土用の丑(うし)の日に当たる「伏日(ポンナル)」という日が3回あって、この日に食べられる代表的な料理が参鶏湯です。
「タッカルビ」とは「鶏(タッ)カルビ」のことで、コチュジャンベースのたれに漬け込んだ鶏もも肉を、キャベツ・サツマイモ・人参・玉ねぎなどの野菜と一緒に鉄板で炒めた料理です。日本でも近年、「チーズタッカルビ」がブームになっています。
また、タッカルビは韓国北部の春川(チュンチョン)が本場の料理で、もともとは炭火の網焼きスタイルでした。現在のタッカルビは、日本でも目にするような鉄板スタイルが主流となっていますが、韓国には網焼きスタイルのタッカルビを出す店もあります。
「タッポックムタン」は、鶏肉・ジャガイモ・人参・ネギなどを辛くして煮込んだ料理です。肉じゃがに似ていますが、汁が多いので鍋に近いです。食事のシメには、麺を入れて食べるのが定番です。タッポックムタンは、参鶏湯や「タッカンマリ(韓国の水炊き)」といった鶏肉料理を扱う店で食べることができます。店によっては、旧呼び名である「タットリタン」をメニュー名にしているところもあります。
それでは、済州島(チェジュド)にある各料理のマッチプを紹介します。済州島全域だと範囲が広いので、主要エリアを中心にリストアップしました。
※済州島の基本情報は、こちらを参考にしてください。
エスコートアガシで指名した女の子とのデートでも使えるお店なので参考にしてくださいね。
済州でおススメの鶏料理店一覧
秘苑(ピウォン)
エリア:新済州(シンチェジュ)
おすすめポイント:外国人観光客にも人気の参鶏湯の老舗
一押しメニュー:ピウォンサムゲタン
新済州エリアで有名な参鶏湯専門店です。1968年創業の老舗で、済州島でも数少ない代替わりの店です。店は4階建てと大きく、外国人観光客もたくさん訪れています。また、自治体が指定する「模範飲食店」にも選ばれています。
店の看板メニューである「ピウォンサムゲタン」は鶏肉がとろとろで、スープの味がしっかりしているのが特徴です。また、見た目以上にもち米の量が多いので、きっと満足できるでしょう。食事メニューは他に、「カルビタン(牛カルビスープ)」と「鶏の砂肝」があります。
日本人観光客も多い店なので、メニューには日本語表記があって利用しやすいです。
秘苑までは、済州国際空港からタクシーで約10分です。最寄りのバス停は「漢拏樹木園(ハルラスモグォン)」で、市内バスの複数路線が通っています。
ソソバンスップルタッカルビ
エリア:新済州・旧済州(クチェジュ)
おすすめポイント:口コミ高評価の店
一押しメニュー:タッカルビソグムグイ(塩焼き)
新済州と旧済州に店舗を持つタッカルビ専門店です。この店のタッカルビは鉄板ではなく、網の上で焼くスタイルで、炭は最高級の備長炭を使用しています。また、芸能人も数多く訪れていて、店内にはサインや写真が飾られています。
この店では、抗生物質を与えずに育てた健康な鶏を使用しています。鶏肉は高品質で、その他の食材へのこだわりも強いです。タッカルビのメニューは、特別な塩を使用した「ソグムグイ(塩焼き)」と、ヤンニョム(韓国たれ)で味付けした「ポトンマッ(普通味)」「メウンマッ(辛口)」の3種類があります。1人分320gもあるので、食べごたえ十分です。また、「キムカルパプ」という韓国ののりご飯も常連客に好評なので、是非食べてみてください。
新済州[本店]のソソバンスップルタッカルビまでは、済州国際空港からタクシーで約5分です。最寄りのバス停は「済元(チェウォン)アパート」で、市内バスの複数路線が通っています。
ナンプニタッカンマリ
エリア:旧済州
おすすめポイント:済州島でタッポックムタンが評判の店
一押しメニュー:ナンプニタッポックムタン
済州市庁の近くにある鶏肉料理の専門店です。店名にある「タッカンマリ」とは、日本語にすると「鶏一羽」という意味で、水炊きのような料理です。
この店では、店名になっているタッカンマリよりも、タッポックムタンのほうが人気です。どちらの料理も火にかけながら食べます。タッポックムタンのシメには、麺と「ポックムパプ(炒めご飯)」を追加で注文できます。ポックムパプは、店の人がおいしく調理してくれるので安心です。
地元のマッチプなので、韓国語を理解できる人と行くことをお勧めします。
※タッカンマリについては、こちらを参考にしてください。
ナンプニタッカンマリまでは、済州国際空港からタクシーで約10分です。最寄りのバス停は「済州市庁(チェジュシチョン)」で、空港バスと市内バスの複数路線が通っています。