今回は、K-POPブームの「その後」に起きた「スキャンダル」にスポットを当てました。
エスコートアガシや按摩にも居そうなほど、親近感があって可愛いK-POPアイドルについて、彼女達の経歴とその後についてまとめてみました。
ファイル① 前代未聞の事件の被害者「ク・ハラ」
K-POPブーム当時、キュートな容姿で人気を集めたKARAのハラこと、本名ク・ハラ。
KARAの中心メンバーとして日本でも活動してきましたが、KARAが事実上解散してからは、歌手や女優としてソロ活動の道を歩んできました。
そんなハラが今、タレントとしては致命的なスキャンダルの主人公となってしまったのです。
事の始まりは、ハラの交際相手が別れ話を切り出した際に、ハラから一方的に暴行を受けたと警察に通報したことでした。
これに対して、ハラは双方による暴行だと主張し、生々しい傷跡を報道陣に公開しました。
その後、交際相手からリベンジポルノで脅迫されていた事実が明らかとなり、世間に大きな衝撃を与えました。
韓国大統領府のホームページには、リベンジポルノ犯罪の厳罰を求める請願が23万人も集まり(10月16日時点)、ソウルでは大規模なデモが起こるなど、ハラのスキャンダルは今や社会問題へと発展しています。
双方の主張が食い違っており、法廷闘争は避けられそうにありません。
KARAを離脱してからは目立った活動がありませんでしたが、残念なことに本業ではなくスキャンダルによって近況を知らせることとなってしまいました。
泥沼化した今回のスキャンダルを乗り越えて、「KARAのハラ」から「ク・ハラ」として芸能人生の第二幕を歩んでいけるのか、今まさに正念場を迎えています。
ファイル② 人気絶頂からの転落「T-ARA」
T-ARA(ティアラ)は、2010年に始まる日本でのK-POPブームを後発組として支えたガールグループで、少女時代とKARAに次ぐ人気を誇っていました。
中毒性のあるメロディと個性的な振り付けが人気となり、韓国でもヒット曲を連発しました。
人気が絶頂だった2012年、T-ARAは大きな危機を迎えました。特定のメンバーに対する「いじめ疑惑」が浮上したのです。
この問題は世間の大きな関心を集め、T-ARAのメンバーたちに対して厳しい目が向けられました。
騒動後すぐに、所属事務所がいじめを受けたとされるメンバーの契約を解除したと発表しましたが、疑惑を晴らすまでには至りませんでした。
T-ARAというグループを守るために疑惑を否定し、被害者とされる元メンバーに責任をすべて押し付けようとする事務所の対応には、世間から非難の声が上がりました。
この騒動によってT-ARAのイメージは悪化し、メンバーが出演していたドラマの途中降板を余儀なくされるなど、個人活動も大きな打撃を受けました。
騒動により、以前のように韓国国内で成果を上げることが難しくなったため、高い人気を誇っていた中国での活動に活路を見出すようになりました。
なかなか全盛期の人気を取り戻せないまま昨年、デビューから9年の集大成として最後の活動が行われました。
この活動には、オリジナルメンバーの6人で臨む予定でしたが、直前になって所属事務所から2人が契約満了により参加しないと発表されました。
結局、最後の活動までもスッキリしない形となってしまいました。
残りのメンバーも昨年いっぱいで契約が満了し、T-ARAは「事実上の解散」となりました。
それでも、事務所と最後のメンバーとなった4人は、決して解散ではないと主張しています。
最後まで、グループに染み付いた負のイメージを払しょくすることができないまま、残念な結末を迎えることとなってしまったT-ARA。
大衆からの支持を得られなくなってしまったのにはメンバーたちの責任もありますが、所属事務所のまずい対応が悪影響を及ぼしたことは言うまでもありません。
アイドル時代の「負の遺産」を抱えたままの元メンバーたちは、今後も厳しいソロ活動が予想されます。
K-POPアイドル達のその後まとめ
こうしてみていくと、少女時代、KARA、T-ARAとかなりの人気を誇ったグループは多いですが、問題を抱えて散り散りになっているケースが多いと言えます。
日本のアイドルグループもメンバーの入れ替えなどはあるものの、ここまで派手にいろいろな問題を出して解散するのは珍しいかもしれませんね。
韓国人の気質なのか、事務所の運営の問題なのか、韓流アイドルグループの特徴の一つと言えるかもしれません。