ミシュランガイドのソウル編は2017年に初めて発表されましたが、「ミシュランガイド・ソウル2024」では3つ星1軒、2つ星9軒、1つ星23軒の計33軒の飲食店が星を獲得しました。今回はその中から、2024年版で初めて1つ星を獲得したレストランを3軒紹介します。どちらの店も事前予約が必要となっていて、ドレスコードに関する記載はありませんが、スマートカジュアル程度の格好では行くようにしましょう。予約方法は各レストランの紹介ページに記載してあります。
※韓国で唯一の3つ星レストランの「MOSU SEOUL(モス ソウル)」は「2023年ミシュランガイド初掲載のレストラン①」で詳しく紹介しています。また、「2023年ミシュランガイド初掲載のレストラン②」と「高級レストラン編①」でも「ミシュランガイド・ソウル」で星を獲得しているレストランを紹介しているので、それぞれ参照してください。
2024年にミシュランガイド1つ星獲得した店一覧
VINHO(ビノ)
VINHOは江南(カンナム)エリアの論峴洞(ノニョンドン)にあるダイニングバーです。「ミシュランガイド・ソウル」の2024年版でも2つ星を獲得した韓国料理レストラン「Mingles(ミングルス)」で働いていたシェフとソムリエがオープンした店で、オープンからわずか1年で1つ星を獲得しました。24時まで営業しているので、夜遅くまで料理とワインを楽しむことができます。
※Minglesは「高級レストラン編①」で詳しく紹介しています。
VINHOの料理は旬の食材を使用したコンテンポラリー料理が自慢で、ブリのタルタルがシグネチャーメニューです。メニューは単品料理とコース料理があって、「ディナーコース」は10品18万ウォンとなっています。メイン料理をチキンからラム肉に変更すると追加料金2万ウォンが発生します。ワインペアリングは8種18万ウォンとなっています。ワインは80種類以上を取りそろえていて、料理に合ったワインをソムリエにお薦めしてもらうことができます。
VINHOを予約する場合は韓国旅行情報の専門サイト「コネスト」の韓国レストラン・グルメ予約代行サービスを利用するといいでしょう。詳しくはこちらを確認してください。また、VINHOは韓国の予約サイト・アプリ「CATCH TABLE(キャッチテーブル)」からも予約することができます。CATCH TABLEはメールアドレスだけで会員登録できるので、日本人でも利用することができます。予約ページは韓国語または英語となります。予約する場合はこちら(英語ページ)。
VINHOの営業時間は18時から24時(ラストオーダーは22時)までで、日曜日が定休日となっています。メニュー表には韓国語と英語のみで日本語表記はありません。なので、英語ができる人と一緒に行くと安心でしょう。
店の様子は公式インスタグラムに載っているので、参考にするといいでしょう。VINHOの公式インスタグラムはこちら。
最寄り駅:盆唐(プンダン)線 江南区庁(カンナムクチョン)駅3番出口から徒歩5分
L'Impression(インプレッション)
L'Impression(韓国語の発音では「イムプレッション」)は江南エリアの新沙洞(シンサドン)にあるフレンチレストランです。過去には「ミシュランガイド・ソウル」で2つ星を獲得したこともある店ですが、店の体制を一新してから2024年版で初めて1つ星を獲得しました。店がある場所はACROSビルの5階で、狎鴎亭(アックジョン)エリアの憩いの場となっている「島山(トサン)公園」がすぐ近くにあります。
L'Impressionでは韓国産の食材にこだわっていて、熟成と発酵を用いた韓国の伝統的な調理法とフレンチの技法を融合させたコンテンポラリー料理が自慢です。メニューはコース料理のみで、「ランチテイスティングコース」(16万ウォン)と「ディナーテイスティングコース」(26万ウォン)があります。ランチは9品、ディナーは11品でそれぞれ構成されています。ワインの種類は先に紹介したVINHOに負けないくらい豊富で、ワインペアリングはランチが3種7万5000ウォまたは6種14万ウォン、ディナーが8種24万ウォンとなっています。ワインを持ち込む場合は持ち込み料として10万ウォンが発生します。
L'Impressionも「コネスト」の韓国レストラン・グルメ予約代行サービスを利用して予約することができます。詳しくはこちらを確認してください。また、「CATCH TABLE」からも予約が可能です。予約ページは韓国語または英語となります。予約する場合はこちら(英語ページ)。
L'Impressionの営業時間は12時から22時(15時から18時の間はブレイクタイム)までで、日曜日と月曜日が定休日となっています。メニュー表は韓国語と英語のみで日本語表記はありません。なので、英語ができる人と一緒に行くと安心でしょう。
店の様子は公式インスタグラムに載っているので、参考にするといいでしょう。L'Impressionの公式インスタグラムはこちら。
最寄り駅:盆唐線 狎鴎亭ロデオ駅5番出口から徒歩9分
豪賓(HAOBIN ホビン)
豪賓(「ホビン」は韓国語読み)は人気観光スポットの明洞(ミョンドン)や東大門(トンデムン)に近い東大入口(トンデイック)にある高級中華料理レストランです。店がある場所は5つ星ホテル「アンバサダーソウルプルマンホテル」の2階で、韓国の中華料理界の重鎮がオーナーシェフを務めています。このオーナーシェフは中国の超高級スープ「佛跳牆(ぶっちょうしょう)」を韓国で初めて紹介した人物として知られています。
豪賓では中国伝統の料理を味わうことができます。メニューは単品料理とコース料理があります。コース料理もいくつかあって、その中でも佛跳牆を味わうことができる「佛跳牆宴(プルドジャンヨン)」(22万ウォン)というコースが人気です。佛跳牆宴は佛跳牆の他に北京ダックやアワビなど7品で構成されています。単品料理では干しナマコの魚香(ユーシャン)ソース煮(メニュー名は「オヒャントンヘサム(魚香海參)」)がお薦めです。
※魚香とは豆板醤などが入った四川料理では定番のソースです。魚の字が使われていますが、魚香には魚介類は含まれていません。
豪賓も「コネスト」の韓国レストラン・グルメ予約代行サービスを利用して予約することができます。詳しくはこちらを確認してください。また、「CATCH TABLE」からも予約が可能です。予約ページは韓国語または英語となります。予約する場合はこちら(英語ページ)。
豪賓の営業時間は11時30分から22時(14時30分から18時の間はブレイクタイム)までで、ラストオーダーがそれぞれ14時と21時となっています。メニュー表には韓国語、英語、漢字表記があります。
店の様子は公式インスタグラムに載っているので、参考にするといいでしょう。豪賓の公式インスタグラムはこちら。
最寄り駅:地下鉄3号線 東大入口駅6番出口から徒歩5分
※「高級レストラン編①」内で予約方法として紹介している海外レストラン予約サイト「グルヤク」はサービス終了となったので、「高級レストラン編①」で紹介している「Mingles(ミングルス)」「正食堂(チョンシクタン/ Jungsik)」「KWON SOOK SOO(クォンスクス)」の3軒を予約する場合はCATCH TABLEをご利用ください。CATCH TABLEのホーム画面の検索欄に各レストランの英語表記を入力すると予約ページが表示されます。予約ページはいずれも英語となります。