日本人に人気の観光スポットの明洞(ミョンドン)には観光客向けの土産物店やマートがたくさんあるので、ソウルで土産物を探すなら明洞となりますが、明洞の店は外国人観光客向けに値段が少し高く設定されていたり、店の規模が小さくて品ぞろえが不十分だったりすることもあります。ソウルに限らず韓国で土産物(主に食料品)を安く買いたい人には、韓国の3大大型マート「ロッテマート」「emart」「ホームプラス」がお薦めです。
※別記事で明洞の土産物店と定番の韓国土産、明洞にあるコスメショップ、ドラッグストア、雑貨ショップについて紹介していますので参考にどうぞ。
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韓国の大型マートの利用方法
大型マートは売り場に大きな荷物を持ち込むことができないので、荷物はコインロッカーに預けましょう。ロッカーとショッピングカートを利用するには100ウォンが必要で、お金は利用後に返却されます。韓国でもレジ袋の廃止が進んでいて、どうしても必要な場合に限り有料で購入することができます。なので、なるべくエコバックを持っていくようにしましょう。段ボールを無料で提供している店舗もあります。
大型マートは夜遅くまで営業している店舗がほとんどです。外国人観光客が多く利用する店舗には日本語を話すことのできるスタッフもいますし、日本の主要なクレジットカードも使用することができます。また、店舗によっては韓国から日本へのEMS(国際スピード郵便)にも対応しています。大型マートはどこの店舗も第2・第4日曜日が定休日になっているので、行く際には注意しましょう。
大型マートなど「TAX FREE」の店で1回3万ウォン以上の商品を購入した場合には、外国人観光客が払う必要のない税金(付加価値税)が返ってくる「TAX REFUND(事後免税制度)」の対象となります。申請手続きには商品購入時のレシートとパスポートが必要で、店頭で手続き可能なところもあります。TAX REFUNDの詳細についてはこちらで確認してください。
ソウルにある3大マートの中で、日本人にお薦めの店舗をそれぞれ紹介します。
ロッテマート ソウル駅店
ロッテマートはロッテグループが運営するマートです。ロッテマートソウル駅店は、ソウル駅から徒歩2分という好立地にあります。ソウル駅は地下鉄1・4号線の他に鉄道、空港鉄道A'REX、高速鉄道KTXが乗り入れている韓国一の巨大ターミナル駅で、明洞や南大門(ナムデムン)市場からも近いです。
ソウル駅店がある建物は6階建てで、2階と3階がショッピングフロアになっています。ソウル駅の1番出口を出て、エスカレーターで上がった右側に2階の入口があります。
売り場が広くて品ぞろえも豊富なソウル駅店ですが、日本人にとっての最大の魅力は日本語での対応が充実しているところです。売り場案内や商品名だけでなく、商品の紹介文まで日本語で書いてあるものもあります。さらに、日本語対応のセルフレジもあるので、韓国語が分からない人でも安心して利用することができるでしょう。
韓国の大型マートにはそれぞれにプライベートブランドがあって、ロッテマートでは「Only Price」というプライベートブランドの商品が販売されています。ロッテマートがある建物にはオーガニック食品専門店「ORGA」も入っていて、他にも日本の「ダイソー」「ユニクロ」「無印良品」や、韓国のコスメブランド、フードコートなどがあります。それから、ロッテマートの建物の隣りには「ロッテアウトレット ソウル駅店」もあります。こちらも日本語対応が充実していて、日本人も利用しやすいです。
2階にあるサービスカウンターではEMSと TAX REFUNDの申請だけでなく、外貨両替もおこなうことができます。何か困ったことがあれば、サービスカウンターを利用しましょう。また、ソウル駅店は払う必要のない税金が即時還付される店でもあって、対象のレジでパスポートを提示するだけで免税価格となります。事後免税手続きは面倒なので、ロッテマートソウル駅店のようにレジで免税が受けられる店舗では即時還付をお勧めします。
ソウル駅店の営業時間は10時から24時までで、第2・第4日曜日が定休日です。
ロッテワールドがある蚕室(チャムシル)方面に行く人には、2021年12月にリニューアルされたばかりの「ロッテマート ZETTAPLEX」の利用がお薦めです。ZETTAPLEXはロッテマートの中でも最大規模の広さを誇り、日本語も少し通じます。地下鉄2号線の蚕室駅から直結しているので利用しやすいです。
emart 龍山(ヨンサン)店
emartは新世界百貨店で有名な新世界グループが運営するマートです。emart龍山店がある場所は、地下鉄1号線の龍山駅に直結した複合ショッピング施設「Iパークモール」内です。龍山駅はソウル駅から南に2つ目の駅で、地下鉄以外にも鉄道や高速鉄道KTX、空港バスが通っている大きな駅です。明洞からも比較的近く、弘大(ホンデ)や梨泰院(イテウォン)からもアクセスしやすいです。また、龍山店へは地下鉄4号線の新龍山(シンヨンサン)駅からも徒歩5分で行くことができます。
龍山駅から龍山店に行くには、地上3階にある改札口を出て1番出口に向かいます。1番出口を出た右側にIパークモールの入口があって、龍山店は地下1・2階です。
龍山店の魅力は何と言っても広さと品ぞろえの豊富さです。売り場面積は約3,000坪で、品ぞろえもロッテマートソウル駅店と同じかそれ以上です。ロッテマートソウル駅店ほどではありませんが、案内の日本語表記もありますし、日本語を話すことのできるスタッフもいます。
emartでは「No Brand」と「PEACOCK(ピーコック)」という2つのプライベートブランドがあります。それから、食品売り場には「自然主義 親環境(チャヨンチュイ チナンギョン)」というオーガニック食品コーナーもあります。なので、定番の食品やお菓子に飽きてしまった人には、これらの商品をお薦めします。emartがあるフロアにはコスメブランドや雑貨ショップ、フードコートなどもあります。
龍山店でも以前はEMSサービスをおこなっていましたが、残念ながら終了してしまいました。日本に配送する場合は近くの郵便局を利用するしかないので注意しましょう。TAX REFUNDの申請手続きは地下2階にある商品券センターでおこなうことができます。
龍山店の営業時間は10時から23時までで、第2・第4日曜日が定休日です。
Iパークモールにはemartの他に、アジアでも最大規模を誇る「新羅(シルラ)IPARK免税店」や「Iパーク百貨店」なども入っているので、emartと併せて利用するといいでしょう。
ホームプラス 合井(ハプチョン)店
ホームプラスはサムソングループがイギリスの会社と共同で運営するマートです。ホームプラス合井店がある場所は、地下鉄2・6号線の合井駅に直結した複合ショッピング施設「メセナポリスモール」内です。合井駅は日本人にも人気の弘大(ホンデ)エリアにある駅です。メセナポリスモールは合井駅の9番出口から地下通路(地下1階)でつながっていて、合井店はメセナポリスモール内の地下2階にあります。
合井店は、ロッテマートソウル駅店やemart龍山店のように日本語などの外国語対応がないため、外国人観光客の利用は少ないです。それでも、売り場は広いですし、品ぞろえも豊富なので、土産物を探すのには困らないでしょう。合井店は残念ながらEMSサービスはおこなっていませんが、TAX REFUNDには対応していて、ロッテマートソウル駅店と同様にレジでパスポートを提示するだけで免税価格となります。
ホームプラスには「simplus」というプライベートブランドがあります。それから、ホームプラスでは、日本でも大人気のK-POPグループBTSがLINEフレンズとコラボしたキャラクターブランド「BT21」のリビング商品が販売されています。BT21の商品はLINEフレンズストア以外で販売されているところはほとんどなくて、3大マートの中でもホームプラスだけです。BT21の詳細についてはこちらを確認してください。
合井店の営業時間は10時から24時までで、第2・第4日曜日が定休日です。
メセナポリスモールには免税店と百貨店はありませんが、ファッションブランドやコスメブランド、飲食店など約100店舗が入っています。ホームプラスの他にも、韓国で人気のドラッグストア「OLIVE YOUNG」と「lalavla」があるので、メセナポリスモールだけで土産物のことは解決するでしょう。OLIVE YOUNGとlalavlaについてはこちらでも紹介しています。