ソウルを代表する2大市場といえば、東大門(トンデムン)市場と南大門(ナムデムン)市場です。今回は、東大門市場を取り上げます。
東大門周辺には様々な市場が集まっているため、一般的に「東大門市場」と呼ばれています。
なかでも、ファッションビルが多いことから、東大門はファッションタウンとして有名です。
地下鉄1・4号線の東大門駅から地下鉄2・4・5号線の東大門歴史文化公園(トンデムンヨクサムナコンウォン)駅までのエリアに、ファッション関連の建物が密集しています。朝方まで営業している店が多くて明るいことから、東大門は「眠らない街」とも言われます。
そんな東大門市場を、「ファッション」「複合商業施設」「グルメ」の3つに分けて見ていきましょう。
エスコートアガシで指名した女の子とブラブラ歩いても楽しい場所です。
東大門市場とは
ファッション
東大門エリアには、ファッションビルや「~市場」と名の付く建物が乱立していて、それぞれの建物の中にもまた、数多くの店舗が入っています。
「東大門総合市場」は生地やアクセサリーなど服飾材料が何でもそろう、まさに服の総合市場で、広大な売り場面積を誇っています。小売りと卸売りの販売をおこなっていて、オーダーメイドにも対応している店もあります。
その他にも、レザー製品に定評がある「光煕(クァンヒ)市場」、レディースの靴やバッグの品ぞろえが豊富な「TEAM204」、韓国のトレンドをリードしてきた「DOOTA MALL」や「ミリオレ東大門」といった大型商業施設などがあり、どこで何を買おうか迷ってしまうことでしょう。
複合商業施設
「現代(ヒョンデ)シティアウトレット 東大門店」は都心型のアウトレットで、ファッションだけでなく、大型書店や雑貨店、フードコートなども入っています。また、韓国ではおなじみのバナナ牛乳をテーマにした「YELLOW CAFE」や、トッポッキなどの屋台フードが食べ放題の「トゥッキ」という変わった店もあります。大邱(テグ)の人気パン屋「サムソンパンチプ」もお薦めです。
それから、東大門の新たなランドマークとなっているのが、外観が宇宙船のようなデザインの「東大門デザインプラザ(略称DDP)」です。飲食店とショップがある「デザインマーケット」の他に、「アートホール」や「ミュージアム」のエリアがあります。
また、図書館やギャラリーが一体となった「デザインラボ」という空間があるのが、東大門デザインプラザの特徴です。敷地の中には東大門歴史文化公園があり、歴史も感じられる場所です。夜になると、幻想的にライトアップされます。
グルメ
東大門デザインプラザの西側にある奨忠壇路(チャンチュンダンロ)という通りには、屋台がたくさん出ています。この通りで食べられる屋台フードを紹介します。
定番の「トッポッキ」や「ホットク」をはじめ、韓国餃子の「マンドゥ」、韓国版おでんの「オデン」、練り物を揚げて串刺しにした「ハッバー」、韓国風の焼き鳥「タッコチ」など、韓国の屋台グルメを味わうことができます。
韓国のオデンは日本のおでんとは少し異なり、練り物全体を指す食べ物です。タッコチも日本の焼き鳥の味付けとは違い、真っ赤な見た目で甘辛いのが特徴的です。他にも、タコやトック(餅)を串刺しにした食べ物もあります。屋台といっても席はないので、その場で立って食べるか食べ歩きになります。
屋台以外にも東大門エリアには、「タッカンマリ(鶏の水炊き)横丁」や「焼き魚横丁」もあります(タッカンマリ横丁に関してはタッカンマリ編を参照)。
東大門市場まとめ
東大門エリアには外国人向けのホテルも多くあるので、夜遅くまで遊んでも心配いりません。東大門の近くには、広蔵(クァンジャン)市場という大きな在来市場もあるので、併せて立ち寄ってみるといいでしょう。
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