ビブグルマンとはミシュランガイドでの評価指標の1つで、安くてコストパフォーマンスのよいお薦めの店が選出されています。韓国のビブグルマン部門は4万5000ウォン以下の店が対象です(日本では5000円以下が対象)。「ミシュランガイド・ソウル2022」のビブグルマン部門では61店が選出され、そのうち25店が世界各国の麺料理店となっています。
今回は「ミシュランガイド・ソウル2022」のビブグルマン部門で選出された韓国のカルグクス、日本のうどん、中国の牛肉麺(ニューローメン)、タイのライスヌードルの店をそれぞれ紹介します。
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ビブグルマン部門麺料理店一覧
黄生家(ファンセンガ)カルグクス
おすすめポイント:日本でも紹介されたことのある人気カルグクス店
一押しメニュー:サゴルカルグクス
韓国の伝統家屋「韓屋(ハノク)」が建ち並ぶ北村(プッチョン)にあるカルグクスとマンドゥの人気店で、6年連続でビブグルマン部門に選出されました。もともとは「北村カルグクス」という店名で営業していましたが、2014年から今の店名になりました。観光スポットの韓屋村(ハノクマウル)や景福宮(キョンボックン)からも近い場所にあるので、観光の合間に立ち寄る人も多いです。食事時はウェイティング必至です。
カルグクスは小麦粉を使った韓国の麺料理で、マンドゥは韓国の蒸し餃子です。カルグクスの麺はうどんに近いです。黄生家カルグクスの看板メニューは、牛骨を煮込んで作る「サゴルカルグクス」です。あっさりとした味わいが特徴で、麺の上にはカボチャやキノコが盛られています。それから、大きめのマンドゥ「ワンマンドゥ」もカルグクスと並ぶ人気メニューです。黄生家カルグクスのカルグクスやワンマンドゥは、ミールキットとしてネット通販でも販売されています。
夏になると、夏季限定メニューの「コングクス(冷たい豆乳麺)」もあります。コングクスは韓国人には好きな人が多いですが、日本人には好き嫌いが分かれます。
営業時間は11時から21時30分までとなっています。日本人観光客も多く訪れるため、メニューの日本語表記だけでなく、メニューの紹介文も日本語で書かれています。
最寄り駅:地下鉄3号線 安国(アングク)駅1番出口から徒歩10分
兄弟家(キョダイヤ)
おすすめポイント:本格的な讃岐うどんが食べられる
一押しメニュー:ブッカケウドン
弘大(ホンデ)の隣りに位置する合井(ハプチョン)にある讃岐うどん専門店です。店名にあるとおり兄弟が運営している店で、5年連続でビブグルマン部門に選出されました。店の外観と内装は日本のうどん店のようです。食事時には行列ができることもあるので、ウェイティング時には店内で番号札を受け取りましょう。
兄弟家では、うどんの水分蒸発を防ぐために注文を受けてから手切りして茹でています。讃岐うどんの特徴である噛み応えのある食感とあっさりだしもしっかり再現されています。人気メニューは「ブッカケウドン」で、冷たい「ザルブッカケウドン」と温かい「カマブッカケウドン」があります。また、単品のうどんメニューの他に、うどんに天ぷらやいなり寿司、サラダなどが付いたうどん定食もあります。
営業時間は11時から20時30分までです(15時から17時の間はブレイクタイム)。月曜日が定休日となっています。メニュー表には一部、日本語表記があります。
最寄り駅:地下鉄2・6号線 合井駅7番出口から徒歩3分
牛肉面館(ウユンミョングァン)
おすすめポイント:本場中国の味を再現した牛肉麺専門店
一押しメニュー:ウユンミョントゥク(牛肉麺特)
2年連続でビブグルマン部門に選出された牛肉麺専門店です。ソウル市民の憩いの場所である清渓川(チョンゲチョン)沿いと、光化門(クァンファムン)広場の近くに店舗があります。
牛肉麺とは煮込んだ牛肉が入った中国の麺料理です。使用する麺はうどんに近い小麦麺です。牛肉麺は台湾の名物として知られていますが、中国全土で食べられています。牛肉面館では料理人が青島(チンタオ)にある店のレシピを参考にしたため、台湾の牛肉麺とは少し異なります。
牛肉面館のメインメニューは牛肉麺しかありません。牛肉麺の韓国での読み方は「ウユンミョン」で、メニューには「ウユンミョン」と「ウユンミョントゥク」の2種類があります。どちらも麺の量は同じですが、「ウユンミョントゥク」にはトモバラや肩バラといった牛肉の希少部位が多く入っています。なので、せっかく食べるのなら「ウユンミョントゥク」のほうをお薦めします。
牛肉麺の食べ方について牛肉面館では、最初はそのまま食べて、途中から辣醤(ラージャン)を少し入れることを推奨しています。また、スープにご飯を入れてクッパにするのもお薦めの食べ方です。ご飯とパクチーは店内に置いてあって、セルフで自由に食べることができます。
サイドメニューには中国式水餃子「スギョ(水餃)」と、キュウリの和え物「オイソチェ」があるので、一緒に注文してみるといいでしょう。
清渓川店の営業時間は11時から20時までで、光化門店は21時まで営業しています(どちらの店も14時30分から17時30分の間はブレイクタイム)。日本語表記はありません。メニューや店内の様子は店のインスタグラムで見ることができます。牛肉面館のインスタグラムはこちら。
最寄り駅:[清渓川店]地下鉄1号線 鐘閣駅4番出口から徒歩5分
Soi延南(ヨンナム)MAO
おすすめポイント:ナチュラルワインも楽しめるタイ料理店
一押しメニュー:トムヤムヌードル
ファッションストリートとして知られる狎鴎亭(アックジョン)ロデオ通りにある人気のタイ料理店です。「Soi延南」や「TUK TUK NOODLE THAI」などのタイ料理店を運営する企業が、2018年に新しいコンセプトの店としてオープンしました。Soi延南との違いは、タイ料理と一緒にナチュラルワインを楽しめるところにあります。Soi延南MAOは3年連続でビブグルマン部門に選出されていて、TUK TUK NOODLE THAIもまた6年連続でビブグルマン部門に選出されている名店です。
建物の1階部分が簡易飲食スペースで、2階がメインダイニングとなっています。店内は夜になるとワインバーのような雰囲気です。Soi延南MAOの代表的なメニューは「トムヤムヌードル」です。ライスヌードルに豚肉の他、レモングラスやガランガー、パクチーといったタイ料理ならではの食材が入っています。パクチーが苦手な人は抜いてもらうこともできます。麺料理以外にも、タイ風春雨サラダ「ヤムウンセン」、タイ風春巻き「ポピア」、タイ風焼き鳥「ガイピン」などがあるので、一緒に注文してみるといいでしょう。
タイ料理は味が独特ですが、Soi延南MAOには料理に合うナチュラルワインが60種類ほど用意されています。ナチュラルワインの値段は江南(カンナム)エリアにある店の中でも格安です。
営業時間は11時30分から26時までです(16時から18時の間はブレイクタイム)。日曜日と月曜日が定休日となっています。
※2022年1月時点では、コロナの影響で営業時間が11時30分から21時までに短縮されています(15時20分から17時の間はブレイクタイム)。
メニューに日本語表記はありませんが、英語表記はあります。メニューや店内の様子は店のインスタグラムで見ることができます。Soi延南MAOのインスタグラムはこちら。
最寄り駅: 盆唐(プンダン)線 狎鴎亭ロデオ駅5番出口から徒歩5分