「マッチプ」とは韓国語で「おいしい店」のことです。
「コムタン」と「ソルロンタン」はどちらも、牛を煮込んで作るスープ料理です。真っ赤な辛い料理が多い韓国料理の中でも、あっさりとした薄味なのが特徴です。辛いものが苦手な人にピッタリの料理です。
コムタンとソルロンタンはよく似た料理ですが、煮込む時に使う部位が少し違います。
コムタンが主に牛肉と内臓を使うのに対して、ソルロンタンは牛肉と内臓に加えて牛骨も使います。
広い意味では、ソルロンタンはコムタンに含まれます。
ソルロンタンは牛のすべての部位を使用して煮込むため、コムタンよりも見た目が白濁しています。多少の違いはあるものの、最近では２つの料理の違いが曖昧になってきています。
エスコートアガシで指名した女の子とのデートでも使えるお店です。
コムタンのおいしい食べ方
注文して出てきた時のコムタンとソルロンタンは、ほとんど味付けが施されていない薄味の状態です。
そのため、テーブルに置いてある塩やコショウ、唐辛子などで自分好みの味に調節してから食べます。
一度に入れすぎてしまうと薄くできなくなるので、少しずつ調味料を加えるようにしましょう。
途中で味に飽きてしまった時は、付け合わせで出てくるキムチやカクテギをスープに入れて食べます。
ご飯をスープに入れて「クッパ」として食べるのも定番です。ごはん・キムチ・カクテギは、おかわりできる店が多いです。
それでは、ソウルにあるコムタンとソルロンタンの有名店を３つ紹介しましょう。
コムタンの美味しいおススメのお店一覧
河東館（ハドングァン） 本店
おすすめポイント：韓国の歴代大統領をも虜にしたコムタンの名門
明洞（ミョンドン）で1939年から営業を続けるコムタンの老舗です。朴正熙（パク・チョンヒ）や金大中（キム・デジュン）といった歴代の大統領たちも訪れたことがある超有名店です。出前に一切対応していないため、過去には大統領がわざわざ店まで食べに来たという逸話が残されています。
店の移転により、現在は明洞エリアの中心部に韓国の伝統家屋「韓屋（ハノク）」を思わせる外観として新しくなりました。汝矣島（ヨイド）と江南（カンナム）に支店があります。すべての店で、料金は先払いとなっています。
食事メニューはコムタンと、「スユク」（スープを作る時に使用した牛肉と内臓をスライスしたもの）だけで勝負しています。この店のコムタンは、透きとおったスープが自慢です。内臓の臭みもないので、女性でも安心して食べられます。
明洞店の閉店時間は16時となっていますが、仕込んだスープがなくなり次第、営業が終了となるので、行く時はお早めに。
最寄り駅： 地下鉄2号線 乙支路入口（ウルチロイック）駅５番出口から徒歩５分
神仙（シンソン）ソルロンタン
おすすめポイント：大ヒットドラマのモデルとなった店
1980年に１号店が開業してから、ソウルに複数店舗を持つまでになった人気のソルロンタンチェーン店です。
日本でも人気の韓流スター、イ・スンギ主演の『華麗なる遺産』のモデルとなった店としても有名です。実際に、金浦（キムポ）店では撮影が行われました。
日本人観光客が多く訪れる明洞店には日本語メニューがあり、日本語も少し通じるので、一番利用しやすい店舗です。チェーン店ということで、接客サービスにも力を入れています。24時間営業なので、時間を気にせずに行けます。
ソルロンタンの中に麺を入れて提供する店が主流の中で、ここではスープの味を守るために麺を入れないという強いこだわりがあります。
その甲斐あって、コクのあるスープに仕上がっています。韓国餃子「マンドゥ」が入った「マンドゥソルロンタン」が人気メニューです。
最寄り駅： ［明洞店］地下鉄４号線 明洞駅６番出口から徒歩７分
里門（イムン）ソルロンタン
おすすめポイント：韓国では異例の超老舗
数十年を超す老舗も少ない韓国の中で、なんと創業から百年以上の歴史を誇るソルロンタン専門店です（1902年創業）。
ソルロンタンの元祖店であるのと同時に、ソウルの飲食店許可１号として登録された「ソウルの飲食店の元祖」でもあるのです。漢字で「里門」と書かれた看板が目印です。街の再開発により途中で場所を移転しましたが、この歴史を感じさせる看板だけは以前の店の時から使用しているものです。
この店のソルロンタンは、真っ白なスープがとても印象的です。そして、なんと韓国の高級牛肉・韓牛（ハヌ）を使用しています。普通の店だと肉は１つの部位しか入っていませんが、この店では韓牛の様々な部位が入っていて、極上のソルロンタンを堪能できます。
最寄り駅： 地下鉄１号線 鐘閣（チョンガク）駅３-１番出口から徒歩５分
ソウルでおススメのコムタンの店まとめ
コムタンやソルロンタンは、韓国旅行中に刺激の強いものを食べすぎて、お腹が疲れている時にお薦めしたい料理です。
どちらも汁物ですが、韓国にはテイクアウトできる店が多いです（河東館は不可）。
今回紹介した３つの店は人気と伝統を兼ね備えているので、ソウルに行った際には必ず訪れたい店です。
その他のソウルの夜遊びについてはこちらも参考にどうぞ。
＞＞＞ソウルの風俗・夜遊び完全攻略
