韓国には、全部で13個所の世界遺産があります(2018年10月時点)。
その中で、日本から観光で訪れやすい、ソウル近郊にある世界遺産をご紹介しましょう。
いずれも、時間があってエスコートアガシにお願いすれば連れていってくれると思います。
ソウルの世界遺産の動画も参考にどうぞ。
ソウルにある世界遺産厳選4つ
昌徳宮(チャンドックン)
昌徳宮は、500年以上続いた朝鮮王朝時代の離宮として、15世紀初めに創建されました。その後に焼失してしまったため、現存している姿は17世紀に再建されたものです。約270年もの間、正宮としての役割を果たしました。
韓国にある宮殿の中でも保存状態が良かったことと、建築物と自然が調和した美しさが評価されて、世界文化遺産に登録されました。ソウルにある5つの古宮の中で唯一、世界遺産に登録されています。
昌徳宮の北側半分には、後苑(フウォン)という庭園が広がっています。王室の憩いの場所であった後苑は、その美しさから秘苑(ピウォン)とも呼ばれています。
日本とは違い、ありのままの自然を残しているのが、韓国の伝統的な庭園の特徴です。後苑は、ガイド付き観覧(日本語あり)のみ可能となっています。
住所:99 Yulgok-ro, Waryong-dong, Jongno-gu, Seoul, 大韓民国
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜
宗廟(チョンミョ)
宗廟は、朝鮮王朝の歴代の王と王妃の位牌を祀っている霊廟です。
朝鮮王朝の創始者である李成桂によって建てられましたが、戦乱で焼失したため、17世紀に再建されました。
正殿の長さは、同時代の単一木造建築としては世界でも最長を誇っています。その建築様式と歴史的な価値が高く評価され、1995年に韓国で初めて世界文化遺産に登録されました。
王朝が消滅した現在も、王族の末裔たちによって「宗廟大祭(チョンミョデジェ)」という韓国最大級の祭礼儀式が執り行われています。500年以上も続くこの儀式は、無形文化遺産に登録されています。
宗廟がある一帯は静寂に包まれていて、その内部は朝鮮王朝時代の建築物の中で最も神聖で厳かな空間となっています。そのため、自由観覧は週1日のみで、基本的には時間ごとのガイド付き観覧(日本語あり)となっています。
宣陵(ソルルン)・靖陵(チョンヌン)
世界文化遺産に登録されている「朝鮮王陵40基」のうち、ソウルの江南地域にある2基の王陵(王の墓)が宣陵と靖陵です。
宣陵は朝鮮王朝第9代王の成宗と、その継妃である貞顕王后の墓です。靖陵は2人の息子で、第11代王の中宗の墓となっています。
それぞれ、15、16世紀に造成されたものです。
40基のほとんどがソウル近郊に点在していて、朝鮮王朝時代の王陵がきれいな形で残されています。宣陵は王と王妃の墓が同じ敷地内にある複陵であるのに対して、靖陵は単陵となっているので、王陵の造りの違いを見ることができます。
宣陵と靖陵のある場所は三陵公園として整備されていて、大都会の中で市民の憩いの場となっています。ソウルの中心部で王陵を見ることができる貴重な場所です。
住所:1 Seolleung-ro 100-gil, Samseong-dong, Gangnam-gu, Seoul, 大韓民国
営業時間:6:00~21:00
定休日:月曜
水原華城(スウォンファソン)
水原華城とは、ソウルの南約35kmに位置する大都市・水原にある城郭都市のことです。
18世紀に朝鮮王朝第22代王の正祖が当時の都であったソウルからの遷都を目指し、2年8カ月もかけて築き上げた場所です。華城は完成しましたが、遷都の直前に正祖が病死したため、遷都は幻に終わってしまいました。
建設当時としては最先端の西洋の建築技法を取り入れた機能性と建築美が評価され、世界文化遺産に登録されました。
ソウルから地下鉄1号線に乗ると1時間ほどで水原に到着するので、日帰りでの観光が可能です。華城一帯は広大で歩いて巡るのは大変なので、体力に自信がない人には「華城御車」の利用をお勧めします。
住所:1−2 Jangan-dong, Paldal-gu, Suwon, Gyeonggi-do, 大韓民国
営業時間:24時間
定休日:なし
ソウルにある世界遺産まとめ
世界遺産に関心のある人もない人も、パワースポットに興味のある人もない人も、是非訪れたい観光地ばかりです。ソウルに行った時には、今回紹介した世界遺産に足を運んでみてはいかがでしょうか。
ソウルの夜遊びについてはこちらも参考にどうぞ。
>ソウルの風俗・夜遊び完全攻略