グルメ

2024年ミシュランガイド・釜山掲載のレストラン①

釜山(プサン)は韓国南東部にある韓国第2の都市です。

ミシュランガイドのソウル編は2017年から発表されてきましたが、釜山編は2024年版で初めて発表されました。「ミシュランガイド・釜山2024」では3軒の飲食店が1つ星を獲得し、15軒の飲食店がビブグルマン部門に選出されました。今回は釜山で初めて1つ星を獲得した3軒のレストランを紹介します。どの店も事前予約が必要となっていて、ドレスコードに関する記載はありませんが、スマートカジュアル程度の格好では行くようにしましょう。予約方法は各レストランの紹介ページに記載してあります。

メモ

※ビブグルマンとはミシュランガイドでの評価指標の1つで、安くてコストパフォーマンスのよいお薦めの店が選出されます。

※韓国で唯一の3つ星レストランの「MOSU SEOUL(モス ソウル)」は「2023年ミシュランガイド初掲載のレストラン①」で詳しく紹介していて、その他の記事でもミシュランガイド・ソウルに掲載されている飲食店を紹介しているので、そちらを参考にしてください。

エスコートアガシで指名した女の子とのデートにも使えるので参考にどうぞ。

釜山でミシュランガイド掲載のお店一覧

palate(パレート)

palate

palateは海に面した龍湖洞(ヨンホドン)という場所にあるフレンチレストランです。「ミシュランガイド・ソウル2024」で1つ星を獲得したフレンチレストラン「ZERO COMPLEX(ゼロ コンプレックス)」出身のシェフが地元釜山の海沿いにオープンさせました。店が入っている建物はミシュランガイドで1つ星を獲得したとは思えない外観ですが、海沿いにあるので眺望は抜群で美しい夜景も楽しむことができます。龍湖洞はホテルが多いエリアではなく、店のある場所が最寄り駅から少し遠いのも難点です。

palateの牡蠣

palateはコンテンポラリーな創作料理が自慢で、のりで作ったタコスなど一口で食べることができる料理開発に定評があります。メニューはコース料理のみで、「ランチコース」(6万6000ウォン)と「ディナーコース」(15万ウォン)があります。ランチコースは5品、ディナーコースは8品でそれぞれ構成されています。ワインはフランス産のナチュラルワインが中心で、ワインペアリングはランチが4種で5万4000ウォンまたは7万9000ウォン、ディナーが6種で6万5000または9万5000ウォンとなっています。ワインを持ち込む場合は持ち込み料として別途5万ウォン(場合によっては10万ウォン)が発生します。

palateは韓国の予約サイト・アプリ「CATCH TABLE(キャッチテーブル)」から予約することができます。CATCH TABLEはメールアドレスだけで会員登録できるので、日本人でも利用することができます。予約ページは韓国語または英語となります。予約する場合はこちら(英語ページ)。予約金として2万ウォンが発生します。

palateの営業時間は12時から22時(15時から18時の間はブレイクタイム)までです。月曜日と火曜日が定休日となっています。メニュー表には韓国語と英語のみで日本語表記はありません。なので、英語ができる人と一緒に行くと安心でしょう。

店の様子は公式インスタグラムに載っているので、参考にするといいでしょう。palateの公式インスタグラムはこちら


最寄り駅:釜山地下鉄2号線 慶星大・釜慶大(キョンソンデ・プギョンデ)駅からタクシーで6分

森(モリ)

森

森は釜山を代表するリゾート地・海雲台(ヘウンデ)ビーチのすぐそばにある日本料理レストランです。店がある場所は4つ星ホテル「パレドシズ」の2階です。日本で修業を積んだ韓国人シェフと日本人の奥様が運営していて、奥様が接客を担当しています。料理とともに繊細なサービスが高い評価を得ています。店内には日本式のカウンターがあって、雰囲気はまさに日本の料亭です。

森の料理は新鮮な海産物と旬の農産物を使用した懐石料理が自慢です。メニューはコース料理1種類のみです。八寸(前菜)、お椀、お造り、焼き物、煮物、揚げ物、お食事、デザートの8品で構成されていて、値段は18万ウォンとなっています(2024年7月時点)。以前は値段がもっと安かったのですが、あまりにも人気のために値上げしたそうです。酒類はビール、日本酒、焼酎(日本産)、ハイボール、ワインを取りそろえています。酒類の持ち込みも可能で、持ち込み料として3万ウォンが別途発生します。

懐石料理森も「CATCH TABLE」から予約が可能です。予約ページは韓国語または英語となります。予約する場合はこちら(英語ページ)。

森の営業時間は平日が18時から23時までで、休日が17時30分から23時までです。月曜日が定休日となっています。メニュー表は韓国語と日本語で書かれていますし、日本語も通じるので韓国語が分からなくても心配いりません。

店の様子は公式インスタグラムに載っているので、参考にするといいでしょう。森の公式インスタグラムはこちら


最寄り駅: 釜山地下鉄2号線 中洞(チュンドン)駅7番出口から徒歩14分

Fiotto(フィオット)

fiotto

Fiottoは海雲台エリアにある自家製パスタが自慢のビストロです。「ミシュランガイド・釜山2024」で1つ星を獲得しただけでなく、店で使用するすべての野菜をオーナーシェフの両親が営む農場から仕入れている点が高く評価されてミシュラングリーンスターにも選出されました。

※ミシュラングリーンスターとはミシュランガイドでの評価指標の1つで、サステナブル(持続可能)な食の取り組みをしている飲食店に光をあてるシンボルです。

fiottoのパスタ

Fiottoのメニューは以前は単品料理もありましたが、現在はコース料理のみとなっています。「テイスティングコース」は12万ウォン(変動価格)で、生パスタ韓牛(ハヌ)のサーロイン、デザートなど10品ほどの料理で構成されています。料理は季節によって変わります。Fiottoでは料理にあった飲み物としてコンブチャイタリア産のナチュラルワインが用意されています。コンブチャは日本では「紅茶キノコ」の名称で知られる発酵飲料のことで、日本の昆布茶とは別物です。コンブチャのペアリングメニューもあって、3種2万5000ウォンとなっています。

※韓牛は韓国の高級牛肉ブランドです。

Fiottoも「CATCH TABLE」から予約が可能です。予約ページは韓国語または英語となります。予約する場合はこちら(英語ページ)。

Fiottoの営業時間は17時から22時までで、月曜日と火曜日が定休日となっています。メニュー表の日本語表記はありません。メニューの説明が韓国語で書かれているので、韓国語が分かる人と一緒に行くほうが安心でしょう。

店の様子は公式インスタグラムには店で使用している食材が掲載されています。Fiottoの公式インスタグラムはこちら


最寄り駅: 釜山地下鉄2号線 中洞駅5番出口から徒歩11分

※森とFiottoがある海雲台エリアについては「釜山のエリアガイド 海雲台編」で詳しく紹介しているので、そちらを参考にしてください。

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